2024.08.06
この度、映画『うぉっしゅ』の劇場公開が2025年GWに決定、さらにW主演を務めた中尾有伽(27)と研ナオコ(71)、監督・脚本の岡﨑育之介(30)のコメントも到着しました。
本作『うぉっしゅ』は、認知症の祖母と、突然その介護をすることになったソープ嬢の交流と葛
藤、そして結びつきをコミカルに描き出すヒューマンドラマです。
ソープ嬢がおばあちゃんの介護?人を洗う<ダブルワーク>が始まる!
ソープ店で働く主人公・加那の元にある日、母から電話がくる。「一週間だけ、おばあちゃん
の介護してくれない?」
仕事のことを隠していた加那はそれを誤魔化そうとした末、実家とソープ店を行き来して“人
の身体”を洗い続ける二重生活〈ダブルワーク〉をすることとなってしまう。
認知症が進み、名前すら覚えていない祖母・紀江の介護に奮闘する加那。
会うたびに“初対面”を繰り返してゆく二人だが、「どうせ忘れる」相手に対し加那は仕事のこ
とを自由に打ち明けられることに気付き、徐々に心を近付けていく。
すると祖母の知らなかったこれまでの人生と孤独が垣間見え、加那は自分自身のことを見つ
めなおし始める―
注目の女優中尾有伽×8年ぶりの映画主演・研ナオコ
ソープ嬢・加那を演じるのは映画『暁闇』(18年)『窓辺にて』(22年)や、テレビドラマ『エルピス-希望、あるいは災い-』(22年/CX)に出演してきた中尾有伽。女優・モデルにおさまらず、写真展を開催するなど、その活躍は多岐に渡り、2025年大注目の存在である。本作では企画段階から参加し、脚本や役柄について監督とディスカッションを重ねてきた。
監督の熱烈なオファーもあり、認知症の祖母・紀江役には8年ぶりの映画主演となる研ナオコ。更に嶋佐和也(38/ニューヨーク)、中川ゆかり(40)、髙木直子、磯西真喜(62)などお笑い芸人からベテラン勢に加え、TikTokerとしても活動している重松文(25)など多彩な面々が出演する。また、クリエーターチーム「こねこフィルム」が作った「年齢確認」シリーズでの演技で注目の赤間麻里子(53)が物語を彩る。メガホンを撮ったのは、2023年に『安楽死のススメ』で監督デビューを果たした岡﨑育之介。 本作で2024年の大阪アジアン映画祭インディ・フォーラム部門への入選を果たした岡﨑は、自身もウェス・アンダーソン監督『犬ヶ島』(18年)への出演など俳優としての経験も持つ。
ポスタービジュアルが到着!
大きく映し出されるのは、仕事ではソープ嬢として、プライベートでは介護として“人を洗う”二重生活を送る加那の姿がそれぞれ半分ずつ切り取られたインパクト大のビジュアル。下部には笑顔を浮かべ街を駆け抜ける二人の姿も確認できる。
「介護」「孤独」というセンシティブで深刻になりがちなテーマを軽やかに描き出す本作に相応しい、ポップでカラフルなポスタービジュアルに仕上がった。
さらに、中尾有伽、研ナオコ 、岡﨑育之介監督から喜びのコメントも到着。
『うぉっしゅ』は2025年GW新宿ピカデリーにて公開予定。
コメント全文
<加那役/中尾有伽>
出来上がった映画を初めて観たとき「クレヨンしんちゃん」みたいだなと思いました。主人公に自分
を重ねてもいいし、友情、恋愛、家族の視点もあって、幅広く届くものになっている。皆さんそれぞ
れの心には、どんなポイントが刺さるのか、私も楽しみにしています。
<祖母・紀江役/研ナオコ>
今回、岡﨑監督からオファーをいただいて、監督の経験と人柄を知り、お話を聞いていくうちに「私
に対して妥協するなら出ません」と言う答えになりました。久しぶりに心に通じる何かを感じたから
です。私はいつもと変わらず一緒なんですけどね。完成した作品を初めてスクリーンで観た時は撮
影現場での事をいろいろ思いだしました。現場ではお互い納得のいくところまで話し合い、撮影に
挑みました。勿論現場の雰囲気作りも大事ですからね。観ていただいた方に何か一つでも心に引っ
かかるものがあったら嬉しいです。
<監督・脚本・企画・編集/岡﨑育之介>
新しい芸能界を作りたいと思っています。日本の作品は暗すぎる。みんなそんなものばかり見たい
のか?もうそんな時代じゃなくていい。だから、僕が時代を始めます。後に語られる“明るかった時
代、令和”を、この映画『うぉっしゅ』から始めます。ジメッとしたテーマこそ「明るくポップなエンタメ作品」に。研ナオコさんのキャラクターさながら映像も音楽もカラフルで、肩に力を入れず笑って泣
いて、楽しく観られないと意味がない。そして映画館の帰り道に、ちょっぴり難しいことも考えてみ
る。「洗うこと・忘れられること」ソープ嬢が認知症のおばあちゃんの介護をする。血の繋がった2人
が“初対面”を繰り返す家族の物語。大切な人は、いつまであなたを覚えていられるでしょうか。